2012年10月8日月曜日

家?

通りがかりに見つけた、壁のような家です。
道路の拡張で削られてしまったのでしょうか、家というよりは壁です。
道路の拡張に伴う収用の場合は十分な移転保証がもらえたはずなので、無理にこんな家になってまでも住み続ける必要は無いのではないかと「他人」は思ってしまいますが、実際にこんな家になってしまって住み続けている人にとっては、この場所に住み続けることにものすごく意味があったのだと思います。
不動産の仕事をやってみて土地についていろいろ考えさせられましたが、単純に利の面だけを考えて土地を売り買い出来る人というのはある意味幸せなんだと思うのですが、生き方としては面白みに欠けるように思います。
「この場所」に執着することで、普通ではあり得ない住まいに住み続ける人になにか励まされるような気持ちになってしまいます。

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