2014年11月6日木曜日

リフォーム工事

今週は、某洋菓子店のリフォーム工事です。
新築と違って、現地を実測して図面を書きますが、壊してみると、そこで初めて分かることもあり、現場での判断が必要な場合があります。
また、仕上がりには、実際に施工する職人さんの技量にも左右されますが、それをカバーするだけの、綺麗に仕上げてもらう力が設計者には必要な気がします。
事前の調査でどのくらい予測できるかは、知識と経験、現場での判断は、知恵と勇気が必要になります。
大変なところは昨日までで終わり、今日の作業が無事に終われば、明日の午後に竣工です。

2014年9月5日金曜日

白州の家

気がつけば、このブログを5月から全く更新していませんでしたが、
白州の家はゆっくりですが、進んでいます。先月なんとか外壁を貼り始めるところまできました。
建て主さんは家具や内装の仕事をしているので、木材の加工はお手の物です。今回の外壁は、雨仕舞いを考えて、杉材をモールダーで加工してオリジナルの材料にしています。
かなりのボリュームなので、貼り終わるのはいつになるやら。とにかくセルフビルドのボリュームではないのは確かです。

2014年5月18日日曜日

母の日

先週の母の日は、朝ご飯を子供たちが作りました。長女がはりきって台所に立ちます。
少し危なっかしいところもありますが、自分でやるという気持ちが大切なので、なるべく親が手を出さないように見ているようにしています。長女も5年生なので、なにかと頼りにしてしまっています。
木工機械や建て方の高所作業も手伝いたがるのは少し困りますが、お母さんを手伝って料理する姿を見るのは本当に幸せです。
思い返せば、子どもが二人だけの時が一番大変だったような気がします。三人目以降は親も慣れてきたのか、大きくなってきた子どもの手助けがある所為なのか、たくさん居る方がいいような気持ちになってきています。長年なんとなく避けてきた建築士資格取得も、子供たちが居たからこそできたことだと思います。自分のためだけだったら横着心に負けてますね。来月はもう1人増えますが、さてどうなることやら。

白州の直会

建て方の直会に、出張焼き鳥屋さんが来てくれました。車も可愛らしいですが、味もなかなか。この日は建て方を手伝ってくれた人が家族で参加で、子どもだけで18人(もっといたかな?)。焼き鳥を焼かせてもらって大はしゃぎです。
過疎化が著しい山梨県北杜市での建築なので、来て頂いた近所の方々は段階の世代以上ばかりで、4人以上子どもがいるうちが3家族もいる我々とは対照的な印象でした。周りを散歩しても人には会わずに猿の姿の方が目立ちます。
我家ももうすぐ5人目が生まれるので、少子化の世の中とは逆行してますね。


建て方

白州での新築住宅がやっと建て方まできました。南に鳳凰三山と甲斐駒を眺望できる好立地で、敷地面積約二千坪のうち約7割が森です。写真は東を見ているので、南アルプスは見えていませんが、建て方の途中でもついつい景色に見とれてしまう時間がありました。
いつものことですが、作業に夢中でついつい記録写真を撮り忘れてしまいます。今回も屋根の上からの素晴らしい景色を記録に残すことは出来ませんでしたが、写真よりも実際に経験したことが大切だな、という気もします。それでも今回はちょっとだけ写真を撮ることができているので、よしとしましょう。

2014年4月21日月曜日

スツール

朝のお茶の時間用に、ソファーで使えるサイドテーブルを兼ねた椅子が欲しいと思っていましたが、試しに作ってみました。
ウルムスツールという、バウハウスのデザインです。
お試しの製作なので、少し省略した部分もあり、材料も集成材を使いましたが、無垢材の端材が使えそうな寸法なので、子供たち用にいくつか作ってみようと思っています。

竹の子

竹の子を頂きました。近所のちょっと気になる古いお屋敷の竹やぶから掘ったもののようです。
門構えの感じが普通の農家のようではないので、犬の散歩の時等に気になっていたお宅です。植木の手入の具合もほどほどの感じが好印象なのですが、時代とともになくなっていくタイプの家です。敷地内の母屋はハウスメーカー風の家で、離れだけがいい感じで残っています。古い物が全ていい訳ではないですが、とくに田舎は、新しいものにダメなものが多い気がします。
なんとか次の「いい時代」を作っていこうと日々努力しているつもりですが、時々、果てしない気持ちになってしまいますね。

2014年3月20日木曜日

朝の雑巾がけ

冬の間は、明るくなるのも遅くて早起きが辛いですが、暖かくなって来ると、日の出時刻が早くなるのと同時に、自然に目が覚めるようになります。でも、春先の風は埃っぽくて、朝の雑巾がけをさぼれない季節でもあります。特に、隙間の多い我が家では、窓を開けなくても、埃は何処かしらから入ってきてしまいます。
高気密の家がちょっとだけ羨ましくなる季節です。

2014年3月19日水曜日

省エネリフォーム

最近は設計する家を含めて、エネルギーを使わないための工夫についていろいろ考えています。自宅も建てて10年になりますが、断熱を強化しようかどうか検討中です。
冬は寒いので、検討するのですが、春になって暖かくなって来ると、どうしても優先順位が下がってしまいます。
今朝は、外の気温が7°。室温は、暖房なしで19°。これだと、十分かな?という気もしないでもないからです。昨日の暖かさが、土壁の蓄熱効果で持続しているせいでしょうが、さらに断熱すればより温度変化の少ない環境にすることができるはずです。
家の燃費をもう少し真剣に考えないと、なんですが、先立つものの関係もありますしね。s消費税増税には間にあいませんね。
4月からの補助金をあてにする手もありますし。

2014年3月18日火曜日

野鳥

毎朝庭の梅の木にやって来る緑色の鳥をやっと写真に撮ることができました。
普段は雀と椋鳥ばかりが幅を利かせる我が家の庭ですが、春先は、それに混じって、この緑の鳥、おそらくメジロ、が、せっせと花の蜜を吸っています。
そしてごく稀に、猛禽類もやって来て、先日は椋鳥が食べられていました。
家に居ながら生態系を体感できました。

2014年3月3日月曜日

花の季節


3月になりました。
気がつけば、庭にはいろんな花が咲き始めています。月末には桜も咲いて、すっかり春です。そろそろガーデニングの季節の始まりです。なんとなくおろそかになっている野菜づくりも、今年はより充実させて行きたいです。

大雪

今年はめずらしく、困るほど雪が降りましたね。我家の雪もやっと全て消えました。
それでも、子供たちは雪を満喫したようです。庭に作った雪山は一週間以上遊べました。なにごとも、楽しむだけの余裕と、楽しめる子どもの心を忘れないように取組みたいですね。

2014年1月21日火曜日

自然素材

暮れに竣工した家です。
この家は、予算はなんとか家が建てられるギリギリだったので、必要な面積を確保するのがやっと。仕上材料は選択の余地なしといった状況でした。
ですが、やはりあの「新築のにおい」はいやだということで、なんとか自然素材を使えるように頑張ってみました。
まず、床は無垢の桧のフローリングです。
壁と天井は漆喰塗りです。
工務店に施工してもらうと予算オーバーなので、建て主さんが家族や友人に手伝ってもらいながら、自分たちだけで、どうにかこうにか、仕上げました。私も手伝いましたが。
構造材も隠さずに見せていますが、仕上はしていません。
床が全て桧なので、桧の香りの家になりました。漆喰も厚さはたったの2mmですが、家の中の空気感はいい感じです。施工途中はほんとうに大変でしたが、完成させた喜びは、大変だった分大きいです。お金さえあれば、どんな家でも作れますが、自分たちで作ることはお金では買えないものです。この工事でそれを実感しました。自分の家を自分でつくることは、大変ですが、なにものにも代え難い価値があると思います。